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皐月賞をテープが擦り切れるまで見た。
◎はボールドエンペラーとする。対抗はスペシャルウィークで鉄板。
「ダービーくらい一点でしとめたいものである。たまには女房に帯の札束を渡すのも悪くはあるまい・・・・・」
近頃はトンと目にすることの無くなった歯切れの良い予想コメント。
言わずと知れた我が敬愛して止まない清水成駿氏の予想コメントである。
「前にも見た」と言われる方がいらっしゃるのは、百も二百も承知(笑)の上で、敢えて二番煎じ三番煎じで記載してみる。と、いうのも今やニートも会社員も八百屋も魚屋も肉屋のおっさんに農家のおっさんも、挙句は年金生活者から主婦の果てまで・・・・・自称、予想家と称してスマホに馬1頭と数字を2、3文字羅列してTwitterで1R500円で小遣い稼ぎしている俄(にわか)自称予想家の素人を毎日目の当りにすると、やはりあの偉大なカリスマ予想家、清水成駿氏を語らずにはいられない。
自称予想家(素人)と真の予想家(プロ)の違いをとくとご覧あれ!
はじめに
早いものである、処女作「マジで競馬と戦う本 財産のために」から既に四半世紀の時が流れた。
振り返れば、それは今や「一人勝ち」ともいえる「大社台」基礎が着々と固められようとしていた時代。
サブタイトルを「社台が読めなきゃ馬券は獲れない」としたように、これ以降、二代にわたる社台グループの快進撃の幕が切って落とされた。
初代、吉田善哉氏を中核とした社台ファームの成功の第一歩は生産牧場が問屋を通さず直接、小売に乗り出した新戦略が的を得た。個人馬主による「旦那競馬」の終焉。
かってのように馬主ばかりが顧客では無い。馬主資格を持たない一般競馬ファンにも目が向けられた。
所謂、「クラブ会員」である。
ただ、当時の「クラブ馬」は千頭に3頭の「千三」ではないが、安かろう、悪かろうが通り相場。
無論、時に走る馬も出る。が、所詮、牧場で売れ残った十把ひとからげの馬達。走る確率は低い。
当然、1頭が何百分の一と口数も多く、高額な売り出し価格設定しにくい。が、社台グループはそこに工夫を凝らした。
1頭を一口20分の1に大きく分割。5000万円の馬なら一口の出資金は250万円。結構な買い物だからこそ馬主の実感も得られる。
但し、成功の一番の基は「社台レースホース」や「サンデーレーシング」のブランド化に尽きる。
クラブ馬に惜しげも無く社台ファームの良血馬、看板馬をラインナップ。
結果「どちらが勝とうと同じ財布」と揶揄されたように、その猛威は「ダイナ〇〇」と〇〇ダイナ で上位独占の地代もあった。
また芸能人や著名人には優先的に走る馬を回すなどとの噂が立ったほど。
例え20分の1でも〇〇さんのダイナである。優勝すればスポーツ紙が取り上げる事になる。
ただ、ブランド化といっても肝心の馬が走らなければ始まらない。
その意味では吉田善哉氏の慧眼と強運が重なる。
サラトガのセールで10万ドル(当時の為替レートで3080万円)のノーザンテーストが大ブレイク。ブランド価値を一気に高めた。アンバーシャダイ、ダイナガリバー、ギャロップダイナ、ダイナカール・・・・次々と大物産駒が現れ1882年から11年連続でリーディングサイヤーに輝く「ノーザンテースト時代」を築いた。
ノーザンテーストの没後、社台の屋台骨担ったのは、サンデーサイレンス(1986~2002・以下、SS)社台グループが16億5000万円で所有権を譲り受けた米二冠馬である。
1995年から2006年までリーディングサイヤーに君臨。
併用12年間で732億1805万円(SS産駒の獲得賞金。JRAのみ2007年8月12日時点)を稼ぎ出す。ノーザンテーストの比では無い。
活躍馬は初期のフジキセキに始まってスペシャルウィーク、アグネスタキオン、ゼンノロブロイ・・・それこそG1ホースの枚挙にいとまなく、ついにSSの最高傑作・空飛ぶ天馬ディープインパクトが誕生する。無論、SS産駒は次々と種牡馬入り、SS系という我が国固有の新しい血脈を生み出すことになる。
が、だからと言ってこのまま未来永劫、ノーザンテースト、サンデーサイレンス、ディープインパクトで築き上げた「社台王国が安泰という保証は無い。
生き物を扱う牧場経営は水物。
次々と新しい「血」を導入しなければ腐ってしまう終わりの無い商売。
寧ろ、もっとも近未来を憂慮しているのが、あまりに巨大化した社台グループの自身という気がしてならない。
それでも戦略に長け、時代にあった新たな作戦を次々打ち出すのが社台流。
嫌な言葉ではあるが、今は「勝ち組」 と「負け組」の二極化時代。
もはや「クラブ馬」に力を注ぐような愚は犯さない。中間所得層の激減。
否応なくターゲットは富裕層に絞られる。
時に億単位でセリが白熱する社台の「セレクト・セール」この先、社台のトップホースは、生産者欄が「社台ファーム」「ノーザンファーム」「白老ファーム」で馬主欄が個人馬主という馬達に限られるのは当たり前の話。時代の流れである。
今、社台に二つの憂慮があろうか。
一つは、果たして次代を背負って立つディープインパクト産駒が走ってくれるかどうか。
無論、神のみぞ知るところ。
ただ、牝馬の多くがSS系では交配も自ずと限られよう。和合性に乏しい。
まして同じ血が二代続けて時代を席巻した試しはない。
血は生きている。
血が濃くなれば古び、やがて衰退するのは何も競争馬の世界ばかりではない。
絶えず新しい血を注入、活性化させなければ腐っていくのが血の宿命でもある。
それにディープインパクトは440キロ代と小さい。
走るためにだけ生まれてきたような言っていい。
あくまで持論だが、小さな馬に種牡馬としての成功は無い。
初年度が200頭以上(現時点での推定)受胎率が良く2008年は更に種付け頭数が増えそうな勢い。が、その答えは2009年以降の競馬で出よう。
もう一つは、つい先日(2007年7月18日)外国人の法人馬主申請が受理されたダーレー・ジャパン(ドバイの首長シェイク・モハメド殿下が率いるダーレー・グループの日本における法人組織。
馬主資格を取得したのは正式には関連会社のダーレー・ジャパン・ファーム)の参入。
ダーレージャパンというより、生産者や馬主が恐れるのは、これが引き金となって香港・豪、更に欧米の馬主、生産者が参入してくることだろう。
社台のように大きなものほど最も大きな驚異にさらされるのは明白。
まして、SS亡き後の混沌とした種牡馬界である。
5年後、10年後の生産界のヘゲモニーを握るのは、金の卵(サンデーサイレンスに続く日本の競馬に合った大種馬)を堀当てた生産者。それがどこの誰かは解らない。
外国人馬主の参入で大きく競馬が変わるかも知れない。
一気に緊張感が高まり、停滞気味の競馬に「渇」が入れられば活性化にも繋がる。
そうなると、最も重要な役割を果たすのが日本の競馬を運営するJRA。
その心構えが問われ、胆力が試される。
「パートI国」入りした以上、国際ルールは尊守しなければならない。が、門戸を開ければ国際ルールに無い細かい諸問題が頻発する。
当然、日本には日本のローカル・ルールが必要だろう。
それが外交と同じく胆力であり、腹の括り方である。
日本の競馬が誰のお陰で成り立っているかを考えれば、自ずと道は開け答えは出る。
ただ、凱旋門賞でディープインパクトの薬物問題が起こった際、すかさず現地に調査官を派遣できなかったことなど、現時点での胆力は少々心許ない。
と、急ぎ足ながら、ざっとこの四半世紀の競馬を取り巻く環境の変化を、当方なりに振り返り、ちょっぴり未来も予測してみた。
既に「競馬は経済である」などと当たり前のことを声高に叫ぶ歳では無い。
ただ、競馬は今も昔も政治・経済を含め、その時代の置かれた状況と唇歯のように呼応しあう関係であることだけは忘れて欲しくない。
馬主席を一回りすれば、今どんな職業の人達に追い風が吹いているのか、また果たして今が暮らしやすい良い時代なのか、それとも息苦しい暮らしにくい時代なのか、ひと目でわかる。
確かに競馬を取り巻く環境は大きく変わった。
馬単や三連単が変えたのでは無い。
道楽からビジネスへ。
博打から投資へ。
人の気持ちが競馬を変えた。
まして、あまりに便利になりすぎると、逆にギャンブルは味がなくなるものなのかもしれない。
10万円を入れようと、戻って来るのは薄っぺらな馬券が一枚。「ありがとう」でも「すみません」でもない発券機。あげく「お金を先に入れて下さい」と機械に宣われる始末。
ただし、ご安心ください。
どんなに競馬が変わろうと、当方の予想はマジで競馬と戦った時代から核心において些かの変化も無い。「それじゃ進歩がない」とお叱りを受ければ、まさにその通り。
が、どんな外国馬が来ようと、競馬がどんな形に変化しようと「マジで競馬と戦う本」以来、一貫して不変のメインテーマは「走らせる側の立場に立って考えること」それが外国馬であろうと、参戦には参戦するだけの理由があるもの。ジョッキーや乗り替わりに始まってコメント、調教、ローテーション、どんな些細な変化も見逃してはならない。
それらの情報を全て頭に叩き込んだ上で、走らせる側の気持ちに立って推理する。
立場を違えただけで、見えない事実も見えてくるもの。
さして外国馬に精通しているとは言えない当方が、ジャパンCや安田記念等で結構、結果を残しているのもその為である。
大仰にも「兵(競馬)とは詭道なり」と喝破された兵法の師・孫子にお出ましいただいた。
「多くの」樹々がざわめくのは敵が攻めてきたのである。多くの草が覆い被せてあるのは、こちらに伏兵を疑わせる為である。鳥が飛び立つのは伏兵があり、獣が驚き走るのは奇襲である」とは「孫子13篇」にしたためられた師の実践的兵法論。
勿論、その鋭い観察眼は相手の立場に立ってこそ初めて見えてくるもの。
おおそれながら当方も師にあやかり「競馬実戦譜21篇」をしたためた。
無論、師のように、かくして「彼を知り、己を知れば百戦殆(あや)うからず」などとはとてもいかない。実戦21篇には当たりもあれば外れもある。勝負は時の運。
しかし、一貫してぶれない清水の流儀は貫き通したつもり。
読者には多少辛めのスパイスを効かせた、その予想エッセンスさえ汲んでいただければ、これほど有り難い事は無い。
2007年8月17日
清水成駿
競馬 無敵の「孫子流21攻略」より抜粋

如何だろうか・・・・・・
ニートも会社員も八百屋も魚屋も肉屋も農家のおっさんも、挙句は年金暮らしのオヤジから主婦の果てまで競馬ファン200万人が挙って小銭稼ぎしているTwitterで見掛ける俄(にわか)予想家。
孤高の◎は言うに及ばず、専門誌に印を打つ競馬を生業にしている真の予想家にも、これだけ人を惹き付け、魅了する文章を書き圧倒的な存在感を放っている予想家がいるだろうか・・・。
勿論、これだけの文章を書き、人を惹き付けるには、ただ文章力があればできるというものではない。人柄は勿論のこと、それなりの知識と経験に裏打ちされた実績が融合してはじめて成せる業。
チョッとばかり文章力はあっても経験と実績の無い自称予想家が書く売れない三文小説家のような長文は所詮、中身の無い薄っぺらな自己満足の駄文に過ぎない。論外!
早いものである、処女作「マジで競馬と戦う本 財産のために」から既に四半世紀の時が流れた。
振り返れば、それは今や「一人勝ち」ともいえる「大社台」基礎が着々と固められようとしていた時代。
サブタイトルを「社台が読めなきゃ馬券は獲れない」としたように、これ以降、二代にわたる社台グループの快進撃の幕が切って落とされた。
初代、吉田善哉氏を中核とした社台ファームの成功の第一歩は生産牧場が問屋を通さず直接、小売に乗り出した新戦略が的を得た。個人馬主による「旦那競馬」の終焉。
かってのように馬主ばかりが顧客では無い。馬主資格を持たない一般競馬ファンにも目が向けられた。
所謂、「クラブ会員」である。
ただ、当時の「クラブ馬」は千頭に3頭の「千三」ではないが、安かろう、悪かろうが通り相場。
無論、時に走る馬も出る。が、所詮、牧場で売れ残った十把ひとからげの馬達。走る確率は低い。
当然、1頭が何百分の一と口数も多く、高額な売り出し価格設定しにくい。が、社台グループはそこに工夫を凝らした。
1頭を一口20分の1に大きく分割。5000万円の馬なら一口の出資金は250万円。結構な買い物だからこそ馬主の実感も得られる。
但し、成功の一番の基は「社台レースホース」や「サンデーレーシング」のブランド化に尽きる。
クラブ馬に惜しげも無く社台ファームの良血馬、看板馬をラインナップ。
結果「どちらが勝とうと同じ財布」と揶揄されたように、その猛威は「ダイナ〇〇」と〇〇ダイナ で上位独占の地代もあった。
また芸能人や著名人には優先的に走る馬を回すなどとの噂が立ったほど。
例え20分の1でも〇〇さんのダイナである。優勝すればスポーツ紙が取り上げる事になる。
ただ、ブランド化といっても肝心の馬が走らなければ始まらない。
その意味では吉田善哉氏の慧眼と強運が重なる。
サラトガのセールで10万ドル(当時の為替レートで3080万円)のノーザンテーストが大ブレイク。ブランド価値を一気に高めた。アンバーシャダイ、ダイナガリバー、ギャロップダイナ、ダイナカール・・・・次々と大物産駒が現れ1882年から11年連続でリーディングサイヤーに輝く「ノーザンテースト時代」を築いた。
ノーザンテーストの没後、社台の屋台骨担ったのは、サンデーサイレンス(1986~2002・以下、SS)社台グループが16億5000万円で所有権を譲り受けた米二冠馬である。
1995年から2006年までリーディングサイヤーに君臨。
併用12年間で732億1805万円(SS産駒の獲得賞金。JRAのみ2007年8月12日時点)を稼ぎ出す。ノーザンテーストの比では無い。
活躍馬は初期のフジキセキに始まってスペシャルウィーク、アグネスタキオン、ゼンノロブロイ・・・それこそG1ホースの枚挙にいとまなく、ついにSSの最高傑作・空飛ぶ天馬ディープインパクトが誕生する。無論、SS産駒は次々と種牡馬入り、SS系という我が国固有の新しい血脈を生み出すことになる。
が、だからと言ってこのまま未来永劫、ノーザンテースト、サンデーサイレンス、ディープインパクトで築き上げた「社台王国が安泰という保証は無い。
生き物を扱う牧場経営は水物。
次々と新しい「血」を導入しなければ腐ってしまう終わりの無い商売。
寧ろ、もっとも近未来を憂慮しているのが、あまりに巨大化した社台グループの自身という気がしてならない。
それでも戦略に長け、時代にあった新たな作戦を次々打ち出すのが社台流。
嫌な言葉ではあるが、今は「勝ち組」 と「負け組」の二極化時代。
もはや「クラブ馬」に力を注ぐような愚は犯さない。中間所得層の激減。
否応なくターゲットは富裕層に絞られる。
時に億単位でセリが白熱する社台の「セレクト・セール」この先、社台のトップホースは、生産者欄が「社台ファーム」「ノーザンファーム」「白老ファーム」で馬主欄が個人馬主という馬達に限られるのは当たり前の話。時代の流れである。
今、社台に二つの憂慮があろうか。
一つは、果たして次代を背負って立つディープインパクト産駒が走ってくれるかどうか。
無論、神のみぞ知るところ。
ただ、牝馬の多くがSS系では交配も自ずと限られよう。和合性に乏しい。
まして同じ血が二代続けて時代を席巻した試しはない。
血は生きている。
血が濃くなれば古び、やがて衰退するのは何も競争馬の世界ばかりではない。
絶えず新しい血を注入、活性化させなければ腐っていくのが血の宿命でもある。
それにディープインパクトは440キロ代と小さい。
走るためにだけ生まれてきたような言っていい。
あくまで持論だが、小さな馬に種牡馬としての成功は無い。
初年度が200頭以上(現時点での推定)受胎率が良く2008年は更に種付け頭数が増えそうな勢い。が、その答えは2009年以降の競馬で出よう。
もう一つは、つい先日(2007年7月18日)外国人の法人馬主申請が受理されたダーレー・ジャパン(ドバイの首長シェイク・モハメド殿下が率いるダーレー・グループの日本における法人組織。
馬主資格を取得したのは正式には関連会社のダーレー・ジャパン・ファーム)の参入。
ダーレージャパンというより、生産者や馬主が恐れるのは、これが引き金となって香港・豪、更に欧米の馬主、生産者が参入してくることだろう。
社台のように大きなものほど最も大きな驚異にさらされるのは明白。
まして、SS亡き後の混沌とした種牡馬界である。
5年後、10年後の生産界のヘゲモニーを握るのは、金の卵(サンデーサイレンスに続く日本の競馬に合った大種馬)を堀当てた生産者。それがどこの誰かは解らない。
ただ、競馬ファンにしてみれば、この先の10年はこれほど興味深いことはない。
外国人馬主の参入で大きく競馬が変わるかも知れない。
一気に緊張感が高まり、停滞気味の競馬に「渇」が入れられば活性化にも繋がる。
そうなると、最も重要な役割を果たすのが日本の競馬を運営するJRA。
その心構えが問われ、胆力が試される。
「パートI国」入りした以上、国際ルールは尊守しなければならない。が、門戸を開ければ国際ルールに無い細かい諸問題が頻発する。
当然、日本には日本のローカル・ルールが必要だろう。
それが外交と同じく胆力であり、腹の括り方である。
日本の競馬が誰のお陰で成り立っているかを考えれば、自ずと道は開け答えは出る。
ただ、凱旋門賞でディープインパクトの薬物問題が起こった際、すかさず現地に調査官を派遣できなかったことなど、現時点での胆力は少々心許ない。
と、急ぎ足ながら、ざっとこの四半世紀の競馬を取り巻く環境の変化を、当方なりに振り返り、ちょっぴり未来も予測してみた。
既に「競馬は経済である」などと当たり前のことを声高に叫ぶ歳では無い。
ただ、競馬は今も昔も政治・経済を含め、その時代の置かれた状況と唇歯のように呼応しあう関係であることだけは忘れて欲しくない。
馬主席を一回りすれば、今どんな職業の人達に追い風が吹いているのか、また果たして今が暮らしやすい良い時代なのか、それとも息苦しい暮らしにくい時代なのか、ひと目でわかる。
確かに競馬を取り巻く環境は大きく変わった。
馬単や三連単が変えたのでは無い。
道楽からビジネスへ。
博打から投資へ。
人の気持ちが競馬を変えた。
まして、あまりに便利になりすぎると、逆にギャンブルは味がなくなるものなのかもしれない。
10万円を入れようと、戻って来るのは薄っぺらな馬券が一枚。「ありがとう」でも「すみません」でもない発券機。あげく「お金を先に入れて下さい」と機械に宣われる始末。
ただし、ご安心ください。
どんなに競馬が変わろうと、当方の予想はマジで競馬と戦った時代から核心において些かの変化も無い。「それじゃ進歩がない」とお叱りを受ければ、まさにその通り。
が、どんな外国馬が来ようと、競馬がどんな形に変化しようと「マジで競馬と戦う本」以来、一貫して不変のメインテーマは「走らせる側の立場に立って考えること」それが外国馬であろうと、参戦には参戦するだけの理由があるもの。ジョッキーや乗り替わりに始まってコメント、調教、ローテーション、どんな些細な変化も見逃してはならない。
それらの情報を全て頭に叩き込んだ上で、走らせる側の気持ちに立って推理する。
立場を違えただけで、見えない事実も見えてくるもの。
さして外国馬に精通しているとは言えない当方が、ジャパンCや安田記念等で結構、結果を残しているのもその為である。
大仰にも「兵(競馬)とは詭道なり」と喝破された兵法の師・孫子にお出ましいただいた。
「多くの」樹々がざわめくのは敵が攻めてきたのである。多くの草が覆い被せてあるのは、こちらに伏兵を疑わせる為である。鳥が飛び立つのは伏兵があり、獣が驚き走るのは奇襲である」とは「孫子13篇」にしたためられた師の実践的兵法論。
勿論、その鋭い観察眼は相手の立場に立ってこそ初めて見えてくるもの。
おおそれながら当方も師にあやかり「競馬実戦譜21篇」をしたためた。
無論、師のように、かくして「彼を知り、己を知れば百戦殆(あや)うからず」などとはとてもいかない。実戦21篇には当たりもあれば外れもある。勝負は時の運。
しかし、一貫してぶれない清水の流儀は貫き通したつもり。
読者には多少辛めのスパイスを効かせた、その予想エッセンスさえ汲んでいただければ、これほど有り難い事は無い。
2007年8月17日
清水成駿
競馬 無敵の「孫子流21攻略」より抜粋

如何だろうか・・・・・・
ニートも会社員も八百屋も魚屋も肉屋も農家のおっさんも、挙句は年金暮らしのオヤジから主婦の果てまで競馬ファン200万人が挙って小銭稼ぎしているTwitterで見掛ける俄(にわか)予想家。
孤高の◎は言うに及ばず、専門誌に印を打つ競馬を生業にしている真の予想家にも、これだけ人を惹き付け、魅了する文章を書き圧倒的な存在感を放っている予想家がいるだろうか・・・。
勿論、これだけの文章を書き、人を惹き付けるには、ただ文章力があればできるというものではない。人柄は勿論のこと、それなりの知識と経験に裏打ちされた実績が融合してはじめて成せる業。
チョッとばかり文章力はあっても経験と実績の無い自称予想家が書く売れない三文小説家のような長文は所詮、中身の無い薄っぺらな自己満足の駄文に過ぎない。論外!
ただ単に予想の為の予想をしているだけでは到底真似もできない文章力!
小生なんぞはこれから何年、いや何十年経っても成駿氏の域には到達しないだろうが、せめて真似事くらいはさせて頂きたいと、日々精進する為に、これからも時折、成駿氏の生前の予想を掲載しますので、御一読頂ければ有り難い限り。
【掟破りの金になる話】小倉記念
Source: 競馬ブログ!!【浅田駿の競馬道】
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